お役立ちコラム
【歴史的な炎の祭典】僧兵まつり!観覧に便利な駐車場情報もあわせて紹介
三重県北部の菰野(こもの)町で開催される、歴史のあるお祭りの「僧兵(そうへい)まつり」。
2024年で53回目となる僧兵まつりは、地元の人はもちろん、県外からも多くの方が訪れるお祭りとして人気を集めています。
この記事では、僧兵まつりの歴史や開催時期などをまとめました。
まつりが開催されるコースや便利な駐車場の情報、おすすめの宿泊施設についても紹介しています。
僧兵まつりを見てみたい人はもちろん、湯の山温泉に行きたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
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僧兵まつりとは
僧兵まつりとは、三重県北部の菰野町にある湯の山温泉エリアで開催される、伝統的なお祭りです。
「三重県下最大の炎の祭典」とも呼ばれており、松明100本ほどをつけた重さ600kg以上ある大きな神輿を、僧兵姿で担いで練り歩きます。
2023年に52回目の開催を迎えた僧兵まつりは、新型コロナウイルス蔓延により、2020〜2022年は開催を中止していました。
2023年は4年振りに開催され、2024年も開催に向けた準備が着々と進められているようです。
僧兵まつりの歴史
僧兵まつりは、湯の山温泉にある三嶽寺に大きな由来があります。
天台宗の三嶽寺が湯の山地域に建てられたのは807年とされており、約760年が経過した1568年、織田信長の伊勢進攻によって焼き討ちにあいました。
織田信長の兵によって焼き討ちされるまでの約760年の間、鈴鹿の山々には、僧兵が灯した法灯が輝きを放っていたと言われています。
そこで、湯の山温泉では、僧兵の勇姿や正義感などを讃えて、明治時代の初め頃に「湯元まつり」を開催。
祭事として僧兵の労を供養するとともに、さまざまな催しも加わることで、現在の僧兵まつりが誕生しました。
僧兵まつりの開催時期
僧兵まつりは、毎年10月に開催されています。
前回の2023年は10月1日日曜日に開催されており、2024年6月時点において、次回の開催日は未定となっています。
会場は御在所ロープウェイ乗り場周辺に設置され、2023年に開催された際は、午後5時から僧兵太鼓演舞の披露がスタート。
なお、火炎みこしは20時30分に涙橋をスタートし、21時に御在所ロープウェイ乗り場に到着するスケジュールでした。
僧兵まつりの見どころ
僧兵まつりの最大の見どころは、何と言っても先述した火炎みこしです。
凄まじい勢いの炎が上がる重さ600kgの火炎みこしを、僧兵装束姿の男たちが担いで街を練り歩きます。
湯の山温泉街は道幅が狭い箇所も多く、地元の消防団が民家に水をかけながら進行をサポート。
激しい炎や火の粉が飛び散る様子、僧兵装束姿の勇敢な姿は、僧兵まつりの最大の見どころです。
ほかにも、僧兵まつりでは花火の打ち上げや和太鼓の演舞、よさこいなど、さまざまなパフォーマンスも。
お笑い芸人も登壇し、お祭りの雰囲気はさらなる賑わいを魅せます。
2023年に開催された僧兵まつりの様子は、以下の動画をご覧ください。
僧兵まつりコース図
僧兵まつりは、御在所ロープウェイ乗り場の周辺がメイン会場になり、湯の山温泉街を通る577号線が火炎みこしの進行ルートです。
2023年に開催された際は区間が短縮され、涙橋をスタートし、約1kmを進行しました。
なお、三嶽寺は涙橋からさらに1kmほど離れた場所に位置しており、従来であれば約2kmの道のりを練り歩きます。
湯の山温泉は御在所岳の麓に位置しており、約2kmの区間には坂も多いのが大きな特徴です。
僧兵まつりで便利な駐車場
僧兵まつりに車で向かう際は、駐車場を如何にして確保するかが鍵を握ります。
最もおすすめなのが、御在所ロープウェイ乗り場にある駐車場です。
ロープウェイ乗り場の駐車場は、夕方から料金が無料になり、会場へのアクセスも抜群。
ただし、駐車場の台数に限りがあるので、早めに行くのがおすすめです。
ほかにも、火炎みこしの進行ルート沿いにも駐車場が3つほどあるため、車で僧兵まつりに行く方は参考にしてください。
なお、アクアイグニスや湯の山温泉駅から会場へ向かう臨時のシャトルバスも運行されるので、公共交通機関を利用する際は有効活用しましょう。
確実に駐車場を確保したい人は、湯の山温泉の旅館やホテルに宿泊し、施設の駐車場を利用するのがおすすめです。
僧兵まつりの日に湯の山温泉に宿泊するメリット
僧兵まつりに行こうと思うなら、湯の山温泉に宿泊するのがおすすめです。
ここでは、おまつり当日に湯の山温泉に宿泊するメリットを紹介します。
メリット①:確実に駐車場を確保できる
僧兵まつりの日に湯の山温泉に宿泊する最大のメリットが、ホテルや旅館の駐車場を利用できることです。
先述したように、会場周辺にはいくつか駐車場が用意されているものの、僧兵まつりの見学者だけでなく、御在所岳の紅葉を見るために多くの方が訪れます。
そのため、湯の山温泉周辺は非常に混雑し、例年、交通渋滞が発生しています。
車で向かう以上、ある程度の渋滞に巻き込まれるのは覚悟する必要がありますが、湯の山温泉に宿泊すれば、駐車場が見つからないというストレスからは解放されるでしょう。
メリット②:帰り道の混雑を回避できる
僧兵まつりの日に湯の山温泉に宿泊することで、終了後の混雑を回避できるのも大きなメリットと言えます。
僧兵まつりに限らず、多くの人で賑わいを見せるお祭りの終了後は、帰宅する人で混雑するものです。
この点、湯の山温泉に宿泊すれば、部屋に荷物を預けたうえで、手軽に僧兵まつりを満喫できます。
10月の湯の山温泉は肌寒い日も多いので、外出して冷えた体を温泉で温めることも可能です。
湯の山温泉で一泊して、帰宅する日を一日遅らせてしまえば、帰り道の混雑も回避しつつ、周辺の観光スポットも満喫できるでしょう。
湯の山温泉周辺の観光スポットは、以下の記事で詳しくまとめています。
【関連記事】湯の山温泉周辺の観光地10選!観光を楽しんだ後は温泉に浸かろう
おすすめの温泉宿:ホテル湯の本
湯の山温泉には合計15ほどの旅館やホテルがありますが、僧兵まつりの日に宿泊するならホテル湯の本が特におすすめです。
ホテル湯の本は御在所ロープウェイ乗り場から徒歩1分ほどの距離にあり、僧兵まつりを満喫するには絶好のロケーション。
駐車場ももちろん完備しており、当日の駐車場所も確実に用意できます。
ホテル湯の本の露天風呂からは、名古屋市街や四日市市の夜景を一望でき、僧兵まつりでの疲れや冷えた体をホッと癒してくれるでしょう。
ホテル湯の本では、さまざまな宿泊プランをご用意しています。
家族やカップルはもちろん、女子会での利用も歓迎しておりますので、僧兵まつりの日は、ぜひホテル湯の本を利用してみてはいかがでしょうか。
ホテル湯の本の詳細は、施設・お部屋ページをご覧ください。
湯の山温泉の泉質に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
【関連記事】湯の山温泉の泉質は?由来と効能・おすすめの旅館と周辺スポットも紹介
まとめ
僧兵まつりは、織田信長による三嶽寺の焼き討ちが大きな由来となっており、2024年には53回目の開催を迎える歴史のあるお祭りです。
重さ約600kgの火炎みこしを僧兵姿の男たちが担ぎ上げ、御在所ロープウェイ会場に向かって約1kmの道のりを練り歩きます。
火炎みこしだけでなく、和太鼓演舞の披露やよさこい、打ち上げ花火など、さまざまなイベントが開催される僧兵まつりは、見どころが盛りだくさんです。
ちなみに、『男はつらいよ』の3作目は湯の山温泉でもロケがなされ、僧兵まつりのシーンもあります。
興味のある方は、ぜひ探してみてください。
僧兵まつりに行く際は、湯の山温泉に宿泊してみてはいかがでしょうか。
ホテルや旅館の駐車場を利用できるだけでなく、帰宅時の混雑も回避でき、温泉にゆったりと浸かって疲れを癒すこともできます。
ホテル湯の本は、僧兵まつりの会場に最も近いホテルです。
さまざまな宿泊プランをご用意していますので、興味のある方はぜひ詳細をご覧ください。
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この記事の
監修者
伊藤
御在所ロープウェイ最寄りの温泉旅館「ホテル湯の本」の営業企画責任者として勤務。趣味は登山とスノーボード。若いころは山岳部だったこともあり、鈴鹿の山々を歩いています。
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