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入道ヶ岳(鈴鹿山脈)登山で知っておくべき基本情報まとめ

入道ヶ岳登山

入道ヶ岳は鈴鹿セブンマウンテンの一座で、標高906mの低山です。

南北に長い鈴鹿山脈は、稜線が三重県と滋賀県の県境になっていますが、入道ヶ岳には県境がなく、唯一 三重県側にある山になります。

遠くから見た入道ヶ岳は、山全体が丸みをおびていて、各登山ルートもあまり険しくないので、登山初級者でも楽しめます。

東名阪自動車道・鈴鹿ICや新名神高速道・鈴鹿PAから近く、椿大神社の参道入口に広い駐車場がありますので、近隣県からも多くの登山客が訪れます。

この記事では、入道ヶ岳から車で約30分の湯の山温泉『ホテル湯の本』で営業企画責任者として勤務している私が、入道ヶ岳の基本情報について解説します!

【お知らせ】鈴鹿入道ヶ岳の登山口土砂撤去工事は2023年9月に終了しました。

◎ 二本松ルート、井戸谷ルートは通常通りに歩けます。

 

▼御在所ロープウェイまで徒歩1分!“ホテル湯の本”の日帰りプランはこちら

入道ヶ岳登山の見どころ

見どころ①:山頂の大きな鳥居

入道ヶ岳の山頂には、大きな白い鳥居があることで知られており、山麓に猿田彦大神を祀る総本山の伊勢国一之宮「椿大神社」の御神体として崇められています。

入道ヶ岳の大鳥居

そのため、山頂には白い大鳥居が建っており、そこから5分ほど歩いた場所に奥宮が鎮座しています。

周辺には磐座も点在しています。

▼白い大鳥居から約5分のところにある奥宮

椿大神社の奥宮

椿大神社奥宮

山頂は馬酔木 (アセビ) の低木の他に遮るものがないため、少し離れたところからでも白い鳥居を見ることができます。

この白い鳥居が写真に写っている=入道ヶ岳の山頂と一目で分かるのも特徴です。

 

見どころ②:山頂からの眺め

山頂全体は緩やかな丸みをもった形をしていて、お入道さんの頭に似ていることから「入道ヶ岳」となったとも言われています。

山頂からは、御在所岳鎌ヶ岳などの鈴鹿の山並み、眼下には伊勢湾など平野部の街並みが望めるビューポイントになっています。

とりわけ井戸谷コースから山頂付近で下界のほうを振り返った景色は、まるで吸い込まれるような絶景です。

▼入道ヶ岳の山頂からは、パノラマビューが楽しめます

入道ヶ岳山頂から鎌ヶ岳を望む

また、大鳥居の近くの広い斜面に座って、のんびりと景色を見ながらのランチも格別です。

さらに、山頂から北の頭に移動すると小高い丘になっており、こちらも景色が良いのであわせて行ってみたい場所です。

笹原に小道が続いていますので、迷わないと思います。

 

見どころ③:山頂一帯の馬酔木 (アセビ) の群生地

入道ヶ岳は馬酔木 (アセビ) が有名で、山上一帯の広い範囲で群生しており、見渡す限り馬酔木群です。

入道ヶ岳の山頂付近は、イヌツゲ・アセビの群落として三重県の天然記念物に指定されています。

アセビは漢字で「馬酔木」と書き、葉や茎に毒があることから名前が付いたそうです。

白っぽい小さな馬酔木の花は、壺状の形をしていてたくさんぶら下がり、枝先にまとまって咲いてます。開花時期は早春頃です。

山頂は笹原と低木の馬酔木で覆われて、満開時期には、馬酔木のトンネルを目当てに多くの登山客が訪れます。

▼馬酔木のトンネル

アセビの群生イメージ

 

見どころ④:斜面に福寿草 (フクジュソウ) の群生地

入道ヶ岳の井戸谷ルートに福寿草が群生している場所があります。

早春に3月頃、井戸谷ルートの5合目過ぎた辺りの斜面に3~4センチほどの黄色い花が咲いています。

踏み跡も若干ありますが足元が滑りやすく落石の注意もある急登を歩きます。

太陽の光で花が咲いたりつぼんだりするので天気のいい日に見に行きたいですね。

春の福寿草

▼春の福寿草探しの動画をアップしました!

 

入道ヶ岳登山口までのアクセス・駐車場情報

入道ヶ岳の主な登山口は 、椿大神社から奥に進んだところにあります。

車やバスなどの交通手段にかかわらず、まずは椿大神社を目指してください。

▼伊勢国一之宮 椿大神社みちひらきの大神「猿田彦大神」を祀る

三重県、椿大神社

 

車利用の場合 (駐車場情報)

鈴鹿山脈沿いを南北に走る国道306号線で三重県鈴鹿市に入ると、主な交差点に「椿大神社」の案内看板が出てきます。

高速道路を利用する場合は、下記2つのインターが便利です。

  • 東名阪自動車道:鈴鹿インターチェンジ (椿大神社まで約10分)
  • 新名神高速道:鈴鹿パーキングエリアのスマートインター (椿大神社まで約3分)

それぞれ高速道路を降りたところに、椿大神社の案内看板が設置されています。

▼椿大神社の参道入口に、登山客向けに大きな無料駐車場があります

椿大神社までに広い駐車場がいくつかありますが、登山者向けに第3駐車場を開放されています。

第1駐車場は参拝者専用の駐車場ですので、マナーを守ってください。

第3駐車場から最寄りの北尾根登山口まで、徒歩で約5分です。

 

公共交通機関利用の場合

近鉄四日市駅、JR四日市駅から「椿大神社行き」のバス (三重交通バス) に乗車します。

四日市駅から椿大神社までは、バスで55分~60分です。

近鉄平田駅、JR加佐登駅からは、鈴鹿市C-BUSの椿・平田線で、椿大神社まで40分~50分です。

※時刻表は変更になる場合がございますので、事前に確認をお願いします。

 

入道ヶ岳の登山ルート

ルート①:二本松尾根ルート

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難易度 :★☆☆☆☆ 1
所要時間:登山口から上り約2.5時間・下り約1.5時間

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椿大神社からアスファルトの小道を進み、井戸谷ルートのトイレがある場所から左に渡渉すると、二本松尾根登山口があります。

しばらくは樹林帯の中を歩く気持ちのいい道です。

そばに小さな沢も流れています。

入道ヶ岳二本松尾根ルート

沢から離れると、ジグザグに続く斜面を上り、ゆっくりと標高をあげていくと滝ヶ谷分岐点に出ます。

まっすぐ行くと「屏風岩・祓塚」ですが、右折して入道ヶ岳を目指してください。

急登を上ると避難小屋が出てきます。

雨風をしのげるような小さな小屋です。

二本松尾根の避難小屋

さらに進んでいくと小さな磐座の「天狗の腰掛け」があります。

思わず見落としてしまいそうです。

どんどん上っていくと、入道ヶ岳イヌツゲ及び馬酔木 (アセビ) 群落の大きな看板が見えてきます。

馬酔木群落の看板

三重県の指定文化財・天然記念物の馬酔木群について説明案内がされていますので、ぜひ一読してみてください。

これより先は、馬酔木群の中を山頂に向かって上っていきます。

だんだん緩やかなルートになり、開けてくると、白い大鳥居が見えてきます。

山頂からの絶景をお楽しみください!

入道ヶ岳鳥居と二本松尾根ルート

余裕があれば、椿大神社の奥宮にご参拝してみてはいかがでしょうか。

 

ルート②:北尾根ルート

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難易度 :★★☆☆☆ 2
所要時間:登山口から上り約3時間・下り約2時間

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登山口は椿大神社を過ぎた大きな案内看板がある場所で、看板裏に登山道があります。

愛宕神社の急な長い長い石段を上った鳥居からも合流できます。

椿大神社の奥にある愛宕神社

滑りやすそうな土の尾根道を上り、途中で送電線の大きな鉄塔の下を通ります。

北尾根ルートは、地面にはりめぐらされた樹木の根の道をアップダウンを繰り返し進みます。

入道ヶ岳北尾根ルート

要所要所で通報ポイントの標識に数字が書いてあり、山頂までどれくらいかおよその目安になります。

ちょうど山頂まで1.3kmのところに、避難小屋があります。(小屋にそう書いてありました)

北尾根ルートの避難小屋

小屋を過ぎて木の根っこの道を歩き続けると、やがて周りの景色が馬酔木 (アセビ) 群に変わっていきます。

馬酔木群の小道を進んでいくと、山頂?と思うような小高い分岐点「北の頭」が現れます。

北の頭からは、御在所岳鎌ヶ岳などが眺められ、奥宮、山頂へと小道がそれぞれ続いています。

入道ヶ岳の北の頭

山頂の白い大鳥居が見えてきますので、尾根ルートの疲れも消え、足取りが軽やかになります。

 

 

▼入道ヶ岳登山の動画を、YouTubeにUPしました!

 

ルート③:井戸谷ルート

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難易度 :★★★☆☆ 2.5
所要時間:登山口から上り約2時間・下り約1.5時間

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椿大神社を抜けてアスファルトの道を奥に進むと、井戸谷登山口があります。

椿大神社の参道入口の駐車場から、およそ1km先になります。

井戸谷コースのポイント1

二本松尾根との分岐をまっすぐ進んでください。

井戸谷ルートは山頂まで最短コースですが後半はかなり急登の連続です。

始めは林の中を進み、狭い小道を気を付けて進むと暗い沢に出ます。

ごつごつした岩や、滑りやすい斜面の沢道に気を付けながら登っていきます。

井戸谷コース(入道ヶ岳)

所々に岩に赤いマーキングも書かれていますので迷いにくいです。

進んでいくと、途中に小さな井戸谷避難小屋が現れます。

井戸谷ルートの避難小屋

滑落などに気を付けながらどんどん急登を上がっていくと、笹原が広がり、前方が開けてきます。

井戸谷コースからの振り返り

やがて、入道ヶ岳山頂と北の頭の分岐が出てくるので、登ってきたルートを振り向くと、吸い込まれそうな伊勢湾や街並みの絶景が望めます。

笹原の中、歩きやすい小道を歩き、山頂の白い大鳥居に向かって進んでください。

山頂に着いたら、景色を見下ろしながらランチなどしてゆっくり過ごしてください。

▼入道ヶ岳登山の動画を、YouTubeにUPしました!

▲一部土砂で流された時の動画です(現在は復旧済)

 

入道ヶ岳登山の注意点

注意点①:ヒル

山上一帯は笹原が広がっているため、雨天や湿度の高いときなど、ヒルが足元にくっついているかもしれません。

携帯タイプのヒル除けスプレーなどで、対策をおすすめします。

▼私が愛用しているヒル除けスプレー

ヤマヒル対策用のスプレー(イメージ)

 

注意点②:山頂エリア

山頂一帯は馬酔木 (アセビ) 群で覆われているので、馬酔木のトンネルをくぐる際に、枝などに引っ掛からないように気を付けてください。

ストックなどザックの脇に取り付けて先端が飛び出していると、引っ掛かってしまうかもしれません。

また、そこら中に小道がついているため、万が一迷ってしまったときは、目印となる白い大鳥居を見つけてください。

▼低木の馬酔木にザックを引っ掛けないよう、気をつけてください

アセビ群生地イメージ

 

まとめ

入道ヶ岳の大鳥居

入道ヶ岳は、アクセスも簡単で登山初心者にもおすすめです。

 

入道ヶ岳登山口までのアクセス

  • 車 (一般道):国道306号線に椿大神社の案内看板が出てきます。
  • 車 (高速道):東名阪自動車道・鈴鹿IC、新名神高速道・鈴鹿PAが最寄りで便利です。
  • バス:近鉄四日市駅、JR四日市駅、近鉄平田駅、JR加佐登駅からそれぞれ「椿大神社行き」のバスが出ています。

 

入道ヶ岳の駐車場

  • 椿大神社の参道入口に、第3駐車場が登山客に無料開放されています。

 

入道ヶ岳の登山ルート3選

  • 二本松尾根ルート
  • 北尾根ルート
  • 井戸谷ルート

 

鈴鹿セブンマウンテンの一座 入道ヶ岳は、伊勢国一之宮「椿大神社」の御神体ということで、各登山道も整備されています。

山頂には大きな白い大鳥居があり、山頂から少し離れた場所に奥宮も鎮座しています。

入道ヶ岳は馬酔木 (アセビ) の群生地としても有名で、丸みをおびた山頂からは、伊勢湾や鈴鹿の山々などの眺めが素晴らしいです。

また、行き方も分かりやすく、椿大神社を目指せばよいので、車ならばカーナビを設定すれば迷うことはない思います。

大きな無料駐車場もありますので、登山客が多い日でも駐車スペースが確保できるのは安心です。

公共交通機関を使って、椿大神社行きのバスを利用すれば、車が無くても容易にアクセスできるのも嬉しいです。

これは自由ですが、入道ヶ岳に登山する前と後に、椿大神社で登山の無事を願って参拝しました。

この記事が、これから入道ヶ岳を訪れる登山者の参考になれば幸いです。

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この記事の
監修者

伊藤

伊藤

御在所ロープウェイ最寄りの温泉旅館「ホテル湯の本」の営業企画責任者として勤務。趣味は登山とスノーボード。若いころは山岳部だったこともあり、鈴鹿の山々を歩いています。

YouTubeにて、
登山情報を発信中!

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