お役立ちコラム
御在所岳登山~各ルートの特徴・所要時間等まとめ~
日本二百名山として知られている、三重県菰野町の「御在所岳」。
過去に、北野たけしさんのミステリー番組でも紹介されたこともあります。
この記事では、御在所ロープウェイ最寄りの温泉旅館『ホテル湯の本』の営業企画責任者として勤務し、プライベートでも御在所岳登山を楽しんでいる私が、各登山ルートの特徴を解説します!
【関連】御在所岳登山で知っておくべき基本情報まとめ (見どころ・初心者おすすめプラン・アクセス情報など)
目次:項目選択でジャンプします
▼御在所ロープウェイまで徒歩1分!“ホテル湯の本”の日帰りプランはこちら
定番の登山ルート
ルート①:裏登山道
*- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – -*
難易度 :★★☆☆☆ 2
所要時間:登山口から上り約3.5時間・下り約2.5時間
*- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – -*
定番かつ初級者向きのルートで、ロープウェイ山麓駅から約2分のところに登山口があります。
鈴鹿スカイラインの下を通り、沢沿いに歩いていくと途中に休憩ポイントの山小屋 (藤内小屋) があるので小休止しましょう。
その後小屋の裏手に回り、そのまま開けた沢を登り、赤いマークを頼りに歩き続けると、「兎の耳」と書かれたウサギの顔に似た岩が見られます。
そのまま右手の尾根沿いに入ってひたすら登り。時々、開けた場所で振り返ると麓の街並みを遠くに眺めることができます。
渓流の音が消え、熊笹の道に変わります。そのまま少し登ると国見峠にさしかかります。ここまで来たら御在所岳山頂も見えています。
もう一息頑張ると、山上公園に到着です。舗装された道を進み一気に山頂を目指しましょう。
▼御在所岳裏登山道についての動画をYouTubeにUPしました
▼登山初心者と初めての山登り(裏登山道)
▼早春の雪残る裏登山道(3月)
ルート②:中登山道
*- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – -*
難易度 :★★★☆☆ 3.5
所要時間:登山口から上り約3時間・下り約2時間
*- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – -*
超定番の「中登山道」。
鈴鹿スカイライン沿いに、大きな駐車場とすぐの所に登山口があります。
ロープウェイ山麓駅から「中登山口」まで、徒歩で約30分かかります。
このルートは、尾根コースと奇岩が楽しめます。
大岩が支えている「おばれ岩」、中道といえば「地蔵岩」(サイコロが乗った奇岩) というくらい有名で、写真映えスポットとして人気です。
さらにどんどん登ると、キレットや鎖場など、緊張する箇所が待ち構えています。
紅葉時期には、ちょっとした譲り合い渋滞も起きることもあります。
最後の急勾配と小さな鉄梯子を上がると、山上公園に到着です。隣の「富士見岩」からの眺めは絶景!
あとは公園内のコースを歩いて、三角点の山頂を目指しましょう。
▼御在所岳中登山道についての動画をYouTubeにUPしました
▼御在所岳中登山道から裏登山道の周回コース(中級者向け)
▼菰野藩主も登った?御在所岳中登山道(登山イベント)
▼登山口までの行き方についての解説動画をYouTubeにUPしました
御在所ロープウエイ駐車場に停めたけど、ここから登山道口までの行き方が分からない人へ、裏登山道口・中登山道口までの道順を、【ロープウェイ乗り場~裏登山口~中登山口】の順番で案内します。
▼中道から上り、裏道を下って、また中道にもどるルート(中級者向け)
▼冬シーズン積雪時の中道(途中から雪道です)
初心者向け登山ルート
ルート③:峠登山道
*- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – -*
難易度 :★☆☆☆☆ 1.5
所要時間:峠より上り約1時間・下り約0.6時間
*- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – -*
鈴鹿スカイラインを上り、武平峠から山頂までのルートです。
武平トンネルの上の辺りで分岐点(鎌ヶ岳、御在所岳)があり、御在所岳を目指します。
距離は短いですが、とにかく急登です。
こまめに休憩を取りながら上ってください。
途中はザレ場、岩場があり、幼児連れ家族は避けた方がよいです。
初級者以上向きのコースです。
御在所岳山上公園に出ると、アスファルトの道が現れますので、御在所岳山頂まで約15分です。
道路の途中に標識があるので、長い階段上り切ると「一等三角点」のモニュメントがあります。
▲YouTubeをアップしました。後半が武平峠から御在所岳の峠ルートです。
▼武平トンネル東側から峠道で御在所岳紅葉を見てきました!
中級者向け登山ルート
ルート④:一ノ谷新道
*- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – -*
難易度 :★★★☆☆ 3
所要時間:小屋から上り約2時間・下り約1.5時間
*- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – -*
中登山口から鈴鹿スカイラインを歩いて200mほど進むと、右手に小屋があります。
小さい標識に「一ノ谷新道」と書いてありますので、そこがスタート地点です。
急登の尾根コースなので、覚悟が必要です。
登り始めたところに「キノコ岩」が見えます。その後は、木の根の坂道がひたすら続くので、心が折れそうになるかも…。
このコースにも「鷲見岩」「エビス岩」といった奇岩があり、エビス岩からの眺めは、当館 ホテル湯の本のパンフレットにも使用されているほどGOOD。
同じく熊笹が周りに出てくると、山上公園のカモシカ広場に到着です。舗装道を進み、山頂までもう少し。
(※絶景ポイントの「大黒岩」へ行くには、このルートで向かいますが、目印や看板等はありませんので注意してください)
▼一ノ谷真道の急登がよくわかる動画(中道の周回コース)
▼一ノ谷新道ルートの解説動画をYouTubeにUPしました
▼一ノ谷新道から大黒岩までの行き方は、こちらのYouTube動画をご覧ください
▼積雪時の大黒岩(危険ですので自己責任でお願いします)
ルート⑤:表登山道
*- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – -*
難易度 :★★★☆☆ 3
所要時間:鈴鹿スカイラインから上り1.5時間・下り1時間
*- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – -*
≪※令和4年8/22-12/23まで落石対策工事で立入禁止です≫
登山で歩く距離は短いですが、あまり人気のないコースです。
表登山口は石仏や鳥居など山岳信仰の雰囲気があります。
鈴鹿スカイラインの下を通り登っていきます。
急登を上ると「百閒滝見晴台」があります。
木々の間より百閒滝が見えます。
ここからひたすら急登が続きザレ場もでてきます。
山上に近づくと川の流れる音が聞こえてきます。
しばらくすると渡渉ポイントが1ヶ所あるので慎重に渡ってください。
どんどん登って階段が出てきたら山上公園はもうすぐです。
▼表登山口から山上公園までの行き方は、こちらのYouTube動画をご覧ください
上級者向け登山ルート
ルート⑥:本谷ルート
*- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – -*
難易度 :★★★★☆ 4.5
所要時間:小屋から上り約2.5時間・下り?時間
*- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – -*
≪※令和4年より事故多発のため立入禁止となっています≫
一ノ谷新道の登山口にある小屋を巻いて、沢沿いに出て登っていくルートです。
大きな岩を乗り越えたり、道に迷いやすいハードなルートです。
途中、御在所ロープウェイの白い鉄塔を見上げることができます。
途中から登りがキツくなり、後半は大きな岩場が多く急登で危険なため、上級者以外にはおすすめしないルートです。落石など特に注意してください。
坂を登り切ると、大黒岩のすぐ近くに出ますので、ぜひ立ち寄って欲しいポイントです。
御在所ロープウェイ駅なども見えますので、そこを目指してください。
途中、一ノ谷新道と合流するため、同じくカモシカ広場から山頂まで目指してください。
▲御在所岳の難ルート(本谷)のYouTube動画をアップしました!
▲紅葉狩りで御在所岳本谷ルート~国見尾根ルートの動画をアップしました
御在所岳紅葉シーズンの注意点
注意点①:交通渋滞・自家用車交通規制
まとめ
御在所岳は、四季を通じて楽しめる低山 (1,000m級) です。
鈴鹿国定公園内にあり、高山直物も咲き、日帰り登山として、近隣の東海・近畿エリアから多くの登山客が訪れます。
コースバリエーションも多く、自分のレベルに合ったルートを選択できます。
片道 (行き) は登山で、片道 (帰り) はロープウェイを使われるお子様・シニアの方もいらっしゃいます。
麓は温泉街ですので、汗を流してさっぱりできるのも、御在所岳の魅力のひとつです。
ただし、御在所岳は花崗岩で成り立った岩山に近いので、足を滑らせた事故も非常に多いです。
紅葉の時期は、救助ヘリもよく上空を飛んでいます。
しっかりと登山計画を立てて、安全に御在所岳登山を楽しんでください。
*:*:*
湯の山温泉には、気軽に立ち寄れる日帰り入浴のできる施設が数多くあります。
忙しくて宿泊まではできない方でも、日帰り温泉で、日頃の疲れをゆっくりと癒してみてはいかがでしょうか。
ロープウェイで下山後、山麓駅のすぐ目の前にある『ホテル湯の本』でランチタイムはいかが?
▼お食事処で会席料理を気軽に楽しめる、ミニ会席プラン。ボリュームも程よくあり、リピーターも多いです。
ランチと一緒に楽しみたいのが温泉。
登山の後は、開放感ある温泉で汗を流して、景色を眺めながら疲れた身体を労わりましょう!
▼ホテル湯の本の絶景露店風呂。湯舟にゆっくり浸かってホッと一息…
▼御在所岳の麓から、木曽三川河口エリアから名古屋方面を一望!天気が良ければ、遠くに恵那山、御岳山も見えます。
▼御在所ロープウェイまで徒歩1分!“ホテル湯の本”の日帰りプランはこちら
登山客を応援!
ホテル湯の本は、
あなたの山登りをサポートします!
- 御在所ロープウェイ乗り場まで、ホテルから徒歩1分
- 御在所岳 裏登山口まで徒歩3分、中登山口まで徒歩30分
- トレッキングプランは、
中登山口まで無料送迎つき
※公式サイト予約限定特典、
冬季(鈴鹿スカイラン通行止め期間)は不可 - チェックイン前・チェックアウト後も、駐車場利用可能
- 翌日に登山する場合、
登山後の温泉入浴可能
[sc name=”supervisor_ito”]
Copyright © HOTEL YUNOMOTO. All Rights Reserved.